2023年ボルネオ探鳥旅行記(2023.08.30〜09.06)

2023's Borneo birding tour report (2023.08.30~09.06)

 コロナ騒ぎで4年間どこへも行っていませんでしたが、ワイバードの最後のツアーということもあって思い切って参加することにしました。年賀メールでそのことを連絡すると埼玉のYさんも申し込んだとのことだったので同室で参加することができました。気心の知れた方と宿で同室だと旅の楽しさが倍増します。長期間旅行をしていなかったので大丈夫かなと思うところがあったので、6月に予行演習として国内の北海道ツアーにも参加しておきました。
 成田のホテルから空港行きのバスに乗ったところ熊本のIさんが乗っておられ、親しい方がもう1名増えたのでさらに安心しました。参加者は14名でしたが、前日にコロナでキャンセルした人がいたのでこの人数になったそうです。


 マレーシア領内のボルネオ北部での概略旅程

 成田からクアラルンプール経由で(1)コタキナバルへ行き、そこで1泊しました。翌日に(2)ラハダトゥーまで国内線で行き、車で(3)タビン野生動物保護区へ行きました。ここで3泊してじっくりと鳥を見ました。9/4には朝の探鳥を済ませた後に(2)ラハダトゥー空港まで車で移動してお弁当を食べ、国内線で(1)コタキナバルまで戻り、バスで(4)キナバル自然公園に向かいました。ここで2泊してじっくりと鳥を見ました。9/6には午前中はキナバル自然公園で探鳥して、昼食後に(1)コタキナバルへ戻って空港近くの公園などで最後の探鳥をしました。帰りは成田への直行便が運航されたので、深夜発の夜行便で成田に戻りました。

  • 8月31日(木):成田で集合してクアラルンプールを経由して(1)コタキナバルへ行って宿泊
  • 9月01日(金):(1)コタキナバルから国内線で(2)ラハダトゥーまで行って、車で(3)タビン野生動物保護区へ行って探鳥開始
  • 9月02日(土):(3)タビン野生動物保護区で終日探鳥
  • 9月03日(日):(3)タビン野生動物保護区で終日探鳥
  • 9月04日(月):(3)タビン野生動物保護区で午前中探鳥、その後(1)コタキナバルへ戻ってバスで(4)キナバル自然公園へ
  • 9月05日(火):(4)キナバル自然公園で終日探鳥
  • 9月06日(水):(4)キナバル自然公園で午前中探鳥し、(1)コタキナバルへ戻って空港付近の公園などで探鳥後、空港に向かう
  • 9月07日(木):(1)コタキナバル深夜発の夜行便で成田に戻り、乗り継いで熊本まで帰宅した

  •  タビン野生動物保護区では3泊してじっくりと鳥を見たのだが、熱帯雨林で汗びっしょりになっての観察でヒル対策もしなければならないので大変でした。ヤイロチョウ類を探すのが中心でかなり歩き回りましたが、ほとんど見られなかったのが残念でした。しかし、ヒロハシ類を4種類も見られたのが良かったです。ナイトツアーを毎夜やってくれたので、マレーウオミミズクの魚とりの場面にも遭遇できて感動しました。
     キナバル自然公園は標高が1500mくらいあるので涼しくて気持ちの良い探鳥ができました。固有種のボルネオタンビヘキサンノドグロキヌバネドリ等沢山の鳥を見ることができました。ズグロメジロメグロメジロの両種が同じような場所で見られたのが面白かったです。コタキナバルの空港付近の公園等でも日本では絶滅したハシブトゴイがたくさん見られたのも面白かったです。
     今回も楽しい旅の世話をしていただいた関係各位と同行者の皆様に深く感謝します。

    参照図鑑:S. Myers (2023) Birds of BORNEO, HELM Bloomsbury Publishing Plc..

    注1:亜種の分類と分布、学名・英名は"eBird-Clements-v2022-integrated-checklist-October-2022"に準じていますので、図鑑とは異なっている場合があります。


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