2024年インド・アンダマン島探鳥旅行記(2024.01.27〜02.04)
2024's Andaman islands birding tour report (2024.01.27~02.04)
昨年のボルネオツアーで海外旅行にも自信を付けて、次に行くところを探していたところ「アンダマンバードスペシャル」というのを見つけました。2017年にスリランカへ行った際にアンダマン島の上空を飛行して、行ってみたいなと思っていたところでした。すでに催行も決定済みだったので、初めての旅行社ではあったのですが申し込みました。
アンダマン島はミャンマーの南に位置するのですが、なんとインド領で、日本からだと(1)ニューデリーまで行って1泊し、(3)のアンダマン島の玄関口のポートブレアまで戻らないといけません。我々の日程の便では(2)ヴィシャカパトナムで降機するのでかなり時間がかかりました。帰りはニューデリーへの直通便が予約されていましたが、当日の朝にフライトがキャンセルされて(4)コルカタで乗り継ぐ別便を急遽購入してなんとか帰国できました。
アンダマン島での観察場所
アンダマン島ではポートブレアの空港付近の海岸にある(5)で示すホテルに5連泊して、星のマークで示した地点を車で走り回って固有種を中心に探し回りました。朝は5時か5時半に出発し、夜の7時半から8時に帰着するという毎日でした。
アンダマン島では20種の固有種が見られるとのことなのですが、この4日半ですべて20種の固有種を確認できました。特に身体が真っ白のアンダマンムクドリはとても綺麗で沢山の撮影ができて嬉しかったです。アンダマンアオバズクやアンダマンコノハズク等のフクロウ・ヨタカ類の夜の固有種が5種もいるのですが、4回のナイトセッションですべての写真を撮ることができました。固有亜種も29種観察することができました。固有亜種のアオショウビンやコウラウンは個体数が多いようであちこちで姿を見せてくれました。固有種や固有亜種が多いのは離島ならではの楽しさです。
今回も楽しい旅の世話をしていただいた関係各位と同行者の皆様に深く感謝します。
参照図鑑:Krys Kazmierczak(2000); “A Field Guide to the Birds of the Indian Subcontinent,” Yale University Press.
注1:亜種の分類と分布、学名・英名は"eBird-Clements-v2023-integrated-checklist-October-2023"に準じていますので、図鑑とは異なっている場合があります。